◆井穴頭部刺絡療法(せいけつずぶしらくりょうほう)とは?

内科医である故浅見鉄男博士(著者「21世紀の医学、近代文芸社)が30年以上かけての臨床的実践・研究のすえに開発された、東洋の優れた療法です。

◆治療方法

・井穴(爪ぎわにあるツボ)や頭皮上のツボに針で1㎜程度刺し、10~20滴程度瀉血(しゃけつ)すること。

◆治療効果

・この刺激により、脳や脊髄の神経の異常な興奮度や神経回路を正常にするという事が、患者さんの治療効果から推測されています。

◆治療効果の持続

・神経の興奮度や神経回路を正常化して健康状態にするので、ほとんど元の不健康状態には戻りません。
これまでの病気の期間が長い方ですと、治療回数は何回かはかかります。

◆Q.院長はなぜこの治療法(井穴頭部刺絡療法)を始められたのですか?

A.自身が四十肩を患い、毎夜2時には肩の重痛さと冷たさで目が覚めてしまい、30分程肩の運動をしてやっと再び眠りにつくという事が2週間も毎日続き、困っていた時、井穴頭部刺絡療法の創始者、浅見先生を受診し、手足の薬指の井穴4か所に刺絡をしていただいた。
狐につままれたような治療法だったが、治療を受けたその日の夜から肩の症状で目が覚める事はなくなり、その後も、あの一回だけの治療で何もなかったかのように夜はぐっすり眠れるようになった。
西洋医学的には考えられない奇跡的なことであり、その後は、私自身が、肝炎、ネフローゼ、全身のしびれ等等、様々な病気や症状の患者さんに、18年間井穴頭部刺絡療法を試み、この治療法は私に驚きと喜びを与えています。

◆Q.針で刺して血を出すって、痛くないですか?

A.細い針で刺しますが、チクっと少し痛いだけで、痛いというほどではありません。頭皮は10滴程、手足の井穴では20滴程ですので、その日に洗髪しても構いません。